スイスに本社を置くMindMaze社は、神経障害者向けの自宅用ゲーム型リハビリテーション療法プラットフォーム「MindMotion Go」においてFDA認可を取得したと発表しました。
MindMaze社は、約1年前にも類似商品である「MindMotion Pro」で、FDA認可を取得しています。
簡易なセットアップで利用が可能
「MindMotion Go」は、Microsoft Kinectのモーションキャプチャテクノロジーを活用して、3D環境でさまざまなゲームアクティビティを患者に提供します。
同社CEOであるTej Tadi氏は、「FDA認可を取得したので、米国の入院患者と外来患者の回復のために、神経治療ソリューションとして、今後さらにコンテンツを増やしていく」と語っています。
「MindMotion Go」は5分以内にセットアップ、調整、使用準備ができ、時間の経過とともに患者のパフォーマンスを追跡することができます。
現在、英国、イタリア、ドイツ、スイスで300人以上の患者に使われています。
神経リハビリテーション領域を極めていく
MindMaze社は、2016年初めに1億ドルの資金調達に成功しています。
「MindMotion Go」と似た商品である「MindMotion Pro」と合わせると、45の医療センターで1,300人以上の患者が利用しています。
2017年には、同社の第3弾の商品である「Mask」と呼ばれる商品を発表するなど、神経リハビリテーション分野で、幅広い展開を開始しています。
「我々は、神経科学の領域でVRやARの技術を使って、患者の回復を促し、数多くの可能性を広げ、今後も貢献していく」と、Tadi氏は語っています。
ニュース元:mobihealthnews
http://www.mobihealthnews.com/content/fda-clears-mindmazes-gamified-home-neurorehabilitation-platform