Big Health社は、認知行動療法(CBT)を使用するデジタル睡眠改善プログラム「Sleepio」を提供するため、ヘルスナビ・プラットフォームであるCastlight Health社との提携を発表しました。このパートナーシップにより、Castlight Health社のクライアントの従業員に「Sleepio」を提供することができます。
睡眠課題が従業員に悪影響を与えている
Big HealthのCEOで共同創業者のPeter Hames氏は、
「不眠症は慢性的な精神的健康課題です。雇用主にとって、精神的健康課題は、生産性と安全性の低下、欠勤の増加など、従業員に多くの悪影響を及ぼすことがあります。
この課題に対し、適切な睡眠を得るのに臨床的に証明された、スケーラブルで非薬物ベースのリソースが必要とされています。
Sleepioユーザーは、デバイスから睡眠データをアップロードできます。そして、ユーザーをフォローするためのパーソナライズされたプログラムを作成し、オンラインでパーソナルされた指導を受けることができます」
とコメントしました。
自分の体験から生まれた「Sleepio」
Hames氏は不眠症を経験したことでSleepioを開発するインスピレーションを得ました。
数年前Hames氏は、オックスフォード大学で実験心理学を学んでいた知識から、CBTのような薬に依存しない強力な不眠症の克服法があることを思い出しました。それから彼は、独学で本から情報を集め、CBTのコースを受講しました。プロセスはとてもマニュアル的なものでしたが、数週間のうちに回復に至ったとのことです。
この自らの実験により、現在Big Healthの共同創立者であるColin Espie教授にコンタクトを取るきっかけとなりました。
さらなる改良と提供先拡大へ
同社は、「Sleepio」が不眠症患者の76%を健康的な睡眠レベルへと改善すること、さらに不安感やうつ症状に悩む68%のユーザーを回復へと導くことが証明されたと主張しています。
2016年には、Big Healthは1,200万ドルの資金を調達しました。当時Hames氏は、この投資により、新会社が協力企業数を増やすこと、及びより広範な精神病問題に取り組むための製品の改良を可能にしたと述べています。
ニュース元:mobihealthnews
http://www.mobihealthnews.com/content/castlight-health-partners-big-health-roll-out-new-sleep-improvement-app