Facebook Liveを使った医師の生涯教育コースが開設

Facebook Liveを使った医師の生涯教育コースが開設

生涯教育という言葉は、一般に人生において行うあらゆる教育、つまりは社会教育や企業内教育、学校教育など広い意味を指します。

大学でも学生のみならず社会人を対象とした生涯教育コースを開講しているところも少なくありません。
医療業界においても生涯教育は行われており、特に医師や看護師に対する生涯教育はCME(Continuing Medical Education)と呼ばれ、企業や大学、学会などで活発に行われようとしています。

Facebookを使ったCMEの開講

通常、CMEは学会や大学を舞台にセミナーのような形式で開催されるのが一般的です。

オンライン形式ももちろんありますが、その場合は特定のウェブサイトにログインし、用意されている映像を閲覧する形式が中心になります。
2016年の12月に、Physician’s WeeklyによるCMEが開講しました。

このサービスの新規性は、Facebookを使ったリアルタイムサービスであるという点です。
2016年12月12日、Dr. Zubin Damania(ZDoggMDという名前で広く知られている医師・ラッパー)が講師となったFacebook Liveコースでは、ライブセッション中に34,000回以上の再生回数と、600件のコメントが記録されました。
今回の試みは、医師や看護師でも広く利用が進んでいるFacebookを利用したことで利便性が高かったことと、リアルタイムにコミュニケーションが取れることでCME参加者の満足度も高かったこと、などが評価されました。

今後の展開は

今回のサービスはFacebookを利用しましたが、同様の形式を提供しているサービスには、他にYoutubeやTwitterなどもあります。

利用者の利便性をさらに高めるために、どのサービスを利用するかの選定も、今後精査していく必要がありそうです(Physician’s Weeklyでは、今後はsnapchatを利用することを検討している)。
CMEは、潜在的に高い需要があることが想定されています。

提供形式や内容などに関して、今後も試行錯誤が行われそうです。

 

出典:MEDICAL MARKETING & MEDIA
http://www.mmm-online.com/media-news/cme-providers-use-facebook-live-to-educate-doctors/article/580159/