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MDMD2022Springレポート/AI人材育成を支援!Aktanaメソッドによるデータドリブン組織への変革推進

MDMD2022Springレポート/AI人材育成を支援!Aktanaメソッドによるデータドリブン組織への変革推進

2022年5月開催のオンラインカンファレンス「Medinew Digital Marketing Day(MDMD)2022 Spring」内の本セッションでは、ヴィアトリス製薬株式会社の平田篤史氏と、Aktana International LLCの小林哲郎氏が登壇。本記事では、講演内で小林氏が紹介した、Aktanaが提供するコンサルティングサービスについてまとめます。

Aktanaが手がけるデータ活用サイクル「Aktanaメソッド」とは

講演の前半では、ヴィアトリス製薬株式会社の平田篤史氏が、Aktanaと協業したプロジェクトについての概要を説明しました。それを受けて、セミナーの後半ではAktana International LLCのDirector of Analytics Consulting小林哲郎氏が、同社の提供しているアナリティクスコンサルティングサービスについて紹介しました。

Aktanaメソッドとは「Data、Analysis、Action/Appの3要素を循環させる方法論」です。蓄積されたデータ(Data)からデータ分析により洞察を得て(Analysis)、それを実行し(Action/App)、そのアクションの結果をフィードバックデータとして新たなデータを生成し、蓄積する。このサイクルを高速に・多く循環させることで、ナレッジやデータが蓄積します。「その結果、データドリブンによる意思決定の幅が広がります」と小林氏。

Aktanaメソッドのサイクル図解
2022.05.26 Aktana International LLC「AI人材育成を支援!Aktanaメソッドによるデータドリブン組織への変革推進」資料より抜粋

Aktanaのデータ人材育成サービス

これまで、Aktanaが製薬企業各社とのやり取りの中で「活用テーマや戦略がない」「データが十分ない(量・種類・質)」「データを扱う人材がいない」「アプリなどテクノロジーがない」「データ基盤が整っていない(データの一元化・データ蓄積の仕組み)」といった課題を多く聞いています。

これらの課題を解決するためのポイントは、データ人材の育成です。

専門のデータサイエンティストチームを組成しても、社内のあらゆるデータ分析に関する依頼がそこに集まるためデータ抽出や簡単な分析に忙殺され、高度な分析に時間を割けない企業もあるといいます。小林氏は、全社的にデータリテラシーの向上が求められ、データ分析関連部署の社員でなくとも、ExcelではなくBIツールを使用するなど、ある程度のデータ活用が必要となることが製薬業界の主流になりつつある、と指摘します。

Aktanaが提供するデータ人材育成サービスには、分析ユースケース定義方法論、データ分析プロセスの基礎講座、データ分析業務の実践(OJT)、コーディングスキルトランスファーなどがあります。サービスメニューは各企業の要望に基づいてカスタマイズが可能です。

Aktanaのデータ人材育成サービス内容
2022.05.26 Aktana International LLC「AI人材育成を支援!Aktanaメソッドによるデータドリブン組織への変革推進」資料より抜粋

「よろず相談サービス」であらゆる課題解決をサポート

製薬企業からは、「データを用いてやりたいことをより効率的に実現するための相談相手が欲しい」、「プロジェクトベースではなく、様々な相談を一挙にしたい」という声が多くなってきたため、Aktanaでは、さまざまな課題を解決する「よろず相談サービス」を設けたといいます。

よろず相談サービスでは、「データ活用戦略の作成方法がわからない」「オムニチャネル化の進め方がわからない」「MRの現場の声がわからない」「外部ベンダーの技術評価方法がわからない」といったさまざまな悩みをヒアリングし、データサイエンティストやコンサルタントがサポート。

「データを活用し戦略を立案する上で取り組むべきことが明確になった」「現状の自社データをレビューしてもらい自社で保有するデータの強み、弱み、改善するべき点、強化ポイントが見えてきた」などといった評価が得られていると小林氏は話します。

Aktanaのよろず相談サービス利用者の声
2022.05.26 Aktana International LLC「AI人材育成を支援!Aktanaメソッドによるデータドリブン組織への変革推進」資料より抜粋

人材育成にもつながるパートナー企業との連携

製薬マーケティングでデータを利活用するためには、データベースやチャネルの整理整頓だけでなく、データを利用する人材の育成も欠かせません。

自社のデータマーケティングの戦略設計はもちろん、各データの見方、考え方といった実務レベルでデータを取り扱える人材の育成は、製薬マーケティングにおいてデータ利活用が進む今、多くの製薬企業における課題と考えられます。マーケティングにおける課題解決のサポートだけでなく自社にノウハウやナレッジを貯め、人材育成へとつなげるためにも、製薬企業にとってAktanaのようなパートナー企業との連携は重要といえるでしょう。