米Appleが今年3月に発表したヘルスケアアプリ開発の新ツール 『CareKit』。
アプリ開発のハードルが下がるだけではなく、
地域包括ケアへの活用も期待されています。
CareKitとは?
患者向けヘルスケアアプリを簡単に開発できるキットです。
アップルが提供するテンプレートを組み合わせ、
以下4つの基本モジュールを使ってアプリを作成できます。
Care Card:
服薬や治療計画、治療のための行動管理
Symptom and Measurement Tracker:
症状と体調を簡単に記録
Insight Dashboard:
各種データをグラフ化して簡単に確認
Connect:
医師、治療にあたるチームで体調の変化に関する情報を共有
具体例:術後ケアアプリ
テキサスメディカルセンターが
退院後でも、痛みのレベル、体温、動作範囲、投薬の観察などの患者情報を
簡単に管理できるアプリを設計しています。
情報共有先の医療チームは患者が入力したデータを確認し、
医師の診察が必要な時には患者へ連絡を取ることができます。
(出所:Apple社)
病院から地域・在宅へ、自宅での見守りへと移行する地域包括ケア。
遠隔でも患者と医療チームが直接つながりをもてることが重要となる中、
CareKitで開発されるアプリの活用が期待されます。