【DL資料あり】製薬企業のメルマガ、チャットボット、WEBディテーリングの導入状況を調査|2022年1月版

マーケティングの主流となっているデジタルマーケティング。製薬企業でもオウンドメディアのコンテンツ充実やSNSの活用などが加速しています。前回の2021年4月版から9社加えた製薬企業19社を対象に、メルマガ/チャットボット/WEBディテーリングの導入状況を調査しました。前回調査から、多くの製薬企業で新たにデジタルチャネルを追加したり新機能を搭載したりといった動きが見られました。

調査対象19社

2021年5月にミクスonlineに掲載された20年度販売会社ベース企業売上ランキング(出典:IQVIA)より抜粋した19社19サイト(以下リストに記載)を調査の対象としています。

1)メールマガジンを配信している製薬企業一覧

今回調査した製薬企業19社中16社でメルマガ配信が実施されていました。残りの3社では医療従事者向けサイトの会員登録に他サイトの会員パスを導入しており、前回同様メルマガ配信の有無は不明です。

疾患や製品情報・WEBセミナー案内・サイトコンテンツ情報などを配信し、自社サイトへの流入アップを目的としている企業が多そうです。各製薬企業サイトの会員登録時にメルマガ配信の希望有無を確認しており、利用者の意思でメルマガ受信を決定可能としています。

製薬企業19社メールマガジン配信有無

2)各製薬企業のチャットボット導入状況と活用シーンは?

医療関係者向けサイトでのチャットボット導入は、今回調査した19社中13社で実施済みでした。前回調査した4月以降に新たに導入した製薬企業もあり、これからもチャットボットの導入・活用は拡大していきそうです。

定型メニューから質問内容や製品名を選択しチャットボットを開始するシステムが多く見られましたが、フリーテキスト入力を導入する企業もいくつかありました。一部製品のみに限定している製薬企業もありますが、チャットボット運用開始時より製品数を増やした企業もあり、製品範囲は広がっていくと予想されます。チャットボット開始時には、個人情報や有害事象情報に関する注意事項の提示や、情報収集の同意を必要とするものも見られました。

今回新たに、WEB面談予約機能やMRへの連絡機能を搭載したチャットボットを提供する企業が数社確認できました。チャットボットを用いて調べた上で、不明点があれば製薬企業に直接質問できるシステムは、医療従事者にとって利便性が高そうです。

姓や企業19社のチャットボット導入状況

3)各製薬企業のWEBディテーリングの導入状況は?

コロナ禍により減少した直接面談数を補うための手段として活用されてきたWEBディテーリングですが、最近では直接面談と併用する形で運用されてきています。今回調査した19社の中では15社がWEBディテーリングを導入。前回調査した2021年4月以降に新たに導入した企業もあり、今後さらに活用の広がりが予想されます。

利用方法では、会員登録を必要とする製薬企業が多い傾向にあります。会員登録不要のWEBディテーリングでは、領域限定やMSLとの面談が主流です。全MRでの面談やMSL/領域専門メディカル担当者との面談など、面談者は各製薬企業さまざま。複数のWEBディテーリングシステムを運用している製薬企業がいくつかあり、チャネルを増やしアクセスアップや利便性の向上を目指しています。 面談可能時間を医師の就業時間前後まで広げ長時間に設定している企業が多く、WEBディテーリング担当者の就業時間には工夫が必要です。WEBディテーリング担当者に在宅勤務可能としている製薬企業もあり、働き方の多様性も広がっているようです。

製薬企業19社のWEBディテーリング導入状況

導入事例紹介

アストラゼネカ(株)|LINE WORKSを導入

アストラゼネカは、2021年7月よりLINE WORKSを導入すると発表しました。循環器・腎・代謝/消化器(CVRM)領域の一部MRから運用を開始し、その後全領域のMRとMSLで本格運用予定とのことです1)。トランスコスモス(株)の協力により、LINEとCRMシステムとの連携を実現。カスタマイズしたAPI連携プラットフォーム活用により、LINEでも情報提供の最適化が行われています2)

LINE WORKSは中外製薬(株)、ノバルティスファーマ(株)でも既に導入済みです。月間アクティブユーザー数が8,800万人超と、コミュニケーションツールとして高い地位を築いているLINEは、今後さらに注目が集まるチャネルとなるでしょう。

MSD(株)|LINE公式アカウントの運用開始

2021年10月、MSDはLINE公式アカウント「AskMSDTM メディカル」の開設・運用開始を発表しました3)。製品情報や動画コンテンツ、メディカル担当者とのオンラインミーティングなど医療関係者向けサイト「MSD Connect」内の情報へのアクセスが容易となるツールです。

LINE公式アカウントは中外製薬でも導入済みであり、患者さん向けに疾患情報の配信を行う公式アカウントを運用する企業もいくつかあります。スマートフォンで気軽に確認できるLINEでのメッセージ通知は、メルマガよりも読んでもらえる可能性が高いチャネルかもしれません。また普及率の高さからも、医師とのタッチポイントを増やす施策として、今後期待されそうです。

シェアが高いコミュニケーションツール活用でアクセス増を狙う

製薬企業各社が注力しているデジタルマーケティングの動きは、オウンドメディアやメルマガでの情報発信にとどまらず、チャットボットやLINEなどデジタルチャネルの幅が広がっています。
前回調査した2021年4月からもその流れは変わっていませんが、チャットボットの新機能追加・WEBディテーリングチャネルの複数実装など、内容が充実してきています。自社オリジナルのシステムだけでなく、広く使用されているデジタルチャネルを導入する製薬企業は今後も増えそうです。

<参考>※URL最終閲覧日2022年1月20日
1) “アストラゼネカ、医療従事者とのコミュニケーションツールとして、新たにLINE WORKSを導入”, アストラゼネカ プレスルーム, 2021年6月30日. https://www.astrazeneca.co.jp/media/press-releases1/2021/2021063002.html
2) “トランスコスモス、医療従事者とのデジタルコミュニケーション手段としてLINE WORKSを活用したCRM連携ソリューションを提供”,トランスコスモス ニュースリリース, 2021年6月30日. https://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/210630_0002.html
3) “MSD、LINE公式アカウント「AskMSD™ メディカル」を開設 医療関係者向け情報サイト「MSD Connect ™」と連動し 医薬品の適正使用情報の提供をさらに推進”, MSD ニュースルーム, 2021年10月12日. https://www.msd.co.jp/news/product-news-1012-2/


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ダウンロード資料「製薬企業デジタルツール導入状況一覧​​ 2022年1月版」
・メルマガ配信(実施の有無/内容)
・チャットボット(実施の有無/名称/会員登録/利用方法/概要・導入範囲)
・WEBディテーリング(実施の有無/名称/会員登録/利用方法/概要・導入範囲)

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