疾患啓発サイトのSEO対策は?基礎知識から最新情報まで解説!

疾患啓発サイトを作り、検索エンジン経由での流入獲得を図る際には「SEO対策」を行う必要があります。「SEOとは」「対策は何をすべきか」など、基本知識や考え方が分からない疾患啓発サイトの運営担当者に向けて、本記事では、2021年現在、SEO対策を行う上で把握しておくべき基礎知識・最新情報について解説します。

そもそもSEOとは?なぜ疾患啓発サイトに必要なのか?

SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」を指す言葉で、検索結果で自社のコンテンツを上位表示させるための施策となります。Googleなどの検索エンジンでは、検索エンジン側が独自のアルゴリズムに基づいて評価したサイトを、広告枠を除いた箇所に表示する仕組みが採られています。

疾患啓発サイトでも、自社のページが上位に来るほど、見込み顧客である患者さんまたは潜在患者さんにもクリックされやすくなります。つまり、“より検索エンジンに評価される疾患啓発サイト”を作成し、上位表示を図るのがSEO対策です。

検索エンジンのシェア率はGoogleが約7割、Yahoo!が約2割強を占めています。Yahoo!のサイト評価のアルゴリズムにはGoogleと同様の仕組みが用いられていますので、基本的にSEO対策ではGoogleのガイドラインに従ってサイト制作を行います。

2021年以降に疾患啓発サイトのSEOでも重要な評価指標

Googleは「ユーザーに対しより良いコンテンツを届ける」との考えのもと、評価アルゴリズムをたびたびアップデートしています。そのため、SEO対策で重要な最新の評価指標について把握しておく必要があります。

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)

コアウェブバイタルとは、2021年5月から適用された、Googleの新たな評価アルゴリズムです。コアウェブバイタルでは「LCP(Largest Contentful Paint)」「FID(First Input Delay)」「CLS(Cumulative Layout Shift)」の3つの評価指標が用いられます。

  • LCP…Webサイトの読み込み時間を判定する指標
  • FID…ユーザーが行った操作入力の結果が反映されるまでの時間を計測する指標
  • CLS…レイアウトにズレがないかなど、ページコンテンツの視覚的な安定性を評価する指標

E-A-T

E-A-Tとは「Experte(専門性)」「Authoritaviness(権威性)」「Trustworthness(信頼性)」の指標から成り立つ評価アルゴリズムです。

E-A-Tが適用されるのはYMYLに類するWebサイトとなります。YMYLとは「Your Money or Your Life」を略した言葉で「お金」「医療・健康」といった情報を扱うWebサイトを分類するジャンルです。

疾患啓発サイトもYMYLのカテゴリに分類されますので、SEO対策におけるコンテンツ作成を行う際には意識しなければなりません。

トラフィック数

トラフィックとは、Webサイトごとのユーザー流入数を指し示す数値です。検索エンジンで表示される検索結果は、有料広告を除いた純粋な「オーガニック(自然)検索」部分と、Google広告などの「有料検索」部分に分けられます。

SEO対策で重要なのは、前者のオーガニック検索経由でのトラフィック数です。「頭痛 原因」など、自社が対策しているそれぞれのキーワードでどの程度のオーガニックトラフィックが稼げているかによって、SEO対策の成否を判定できます。

疾患啓発サイトで上位表示を獲得するためのSEO内部施策

SEO対策では、自社サイトをGoogleに評価してもらうための「内部施策」と、被リンク獲得を目指す「外部施策」に分けられます。外部施策で狙って成果を出すことは難しいため、基本的にSEO対策では内部施策を中心に行います。

患者ニーズに沿ったキーワード選定

疾患啓発サイトのSEO対策で成果を出すためには、患者さんまたは潜在患者さんのニーズを捉えたコンテンツを作成しなければなりません。そのために必要なのが、適切な対策キーワードの選定です。患者さんニーズを捉えたキーワード選定は、以下の手順で行います。

<SEO対策におけるキーワード選定の流れ>
① ユーザーインサイトの明確化
② SEO対策の軸となるメインキーワードの選定
③ キーワードプランナーなどのツールを使ってさらにキーワード候補を絞り込む
④ 洗い出したキーワード群をトピック・カテゴリなどで分類する
⑤ キーワードごとの検索ボリュームや競合性を調査し、対策を行う優先順位づけを行う

SEOライティング 

SEO対策で自社の疾患啓発サイトを上位表示させるためには、患者さんに「わかりやすい(自分にとって必要な情報を得られる)サイトだ」と思ってもらう必要があります。患者さんにとって、より端的かつ明確に情報を届けるために求められるのが「SEOライティング」です。

<SEOライティングの書き方>

  • タイトル、見出しに対策キーワードを盛り込む
  • 最適なファイルサイズの画像を配置する
  • 内に対策キーワードと一緒に出現しやすい共起語も多く盛り込む
  • 箇条書き、マークアップなどのユーザーファーストを意識したデザイン
  • 記事の独自性・専門性を高める

医療広告ガイドラインに準じたコンテンツの高い質

疾患啓発サイトは医療系サイトに分類されます。そのため、前述のE-A-Tに加え、コンテンツ作成時には厚生労働省が定める「医療広告ガイドライン」も遵守しなければなりません。SEO対策で作成したコンテンツに、ガイドラインに違反した表現などがあると、行政処分につながる可能性もありますので、十分に注意しましょう。

テクニカルSEO

テクニカルSEOとは、Webサイトの基盤となるシステム部分を整えて、検索エンジンからの評価を上昇させるための内部施策です。テクニカルSEOはGoogleガイドラインに則った施策のため「何を行えばいいか」がはっきりしており、実施によるSEO効果の見込みがしやすくなります。

<テクニカルSEOの施策例>

  • サイトの表示速度を改善する
  • スマホユーザーでも見やすいようにモバイルフレンドリー対応を行う
  • サイト内に階層設定を行う
  • タイトル、メタディスクリプションなどに関する文字数のルールを守る

SEO対策で役に立つツール

SEO施策で効果を出すためには、患者さん向けの対策キーワードの抽出、トラフィックなどの各種指標を計測するための外部ツールが不可欠となります。

Google Analytics(アナリティクス)

Googleアナリティクスは、Googleアカウントさえあれば登録可能なアクセス解析ツールです。Googleアナリティクスを使えば「自社の疾患啓発サイトに訪れた人の属性」「ページごとのセッション数」などを解析できます。SEO施策の効果測定に役立つツールで、Googleから評価される疾患啓発サイトを作成する上で重要な数値を知ることができます。

Google Search Console(サーチコンソール)

サーチコンソールは、Webサイトの内部構造を診断できるGoogle提供の無料サービスです。サーチコンソールを使えば、自社の疾患啓発サイトが獲得しているオーガニックキーワードの流入率・順位・クリック率などを分析可能です。さらに、サイト内部のエラー発生箇所の確認ができるなど、Googleアナリティクスと併用すれば多角的なSEOの効果測定ができます。

Googleキーワードプランナー

キーワードプランナーはGoogle広告で提供されているサービスです。キーワードプランナーは無料で使用可能で「指定キーワードから関連キーワードを抽出する」「調査対象のキーワードの検索ボリューム・広告効果などを計測する」といった機能があります。キーワードプランナーを使えば、SEO対策では欠かせない対策キーワードの選定に必要な定量データを入手できます。

SEOに関するノウハウはこまめにアップデートしよう

自社サイトを検索結果上位に表示させ、より多くのユーザー流入を獲得するためにSEO対策は欠かせません。特に、疾患啓発サイトはYMYLに属するため、SEO施策に求められる精度・コンテンツの質は通常のWebサイトよりも高くなります。

さらに、Googleの評価アルゴリズムは定期的にアップデートされますので、SEOのトレンドに対する情報収集もこまめに行うようにしましょう。