スウェーデンの開発者によるアプリ「Natural Cycles」は、
最近ヨーロッパの試験機関Tüv Südによって、バースコントロール(受胎調節)の信頼性の高い方式であると認証されました。
2014年に開始された「Natural Cycles」は、ユーザー入力、体温計、アルゴリズムを採用し、女性が自然に避妊のコントロールできるようにしています。
臨床研究によると、経口避妊薬と同じくらい効果的に機能していることが判明しました。
非侵襲でより正確に予測が可能に
以前から、臨床医が妊娠前の女性に助言するのに役立つ妊娠用アプリ、
バースコントロール順守を支援するアプリ、バースコントロールのために処方された遠隔医療アプリが検討されてきました。 MITは女性に挿入して、1日用量のレボノルゲストレルを投与できる、マイクロチップを開発しました。
しかしこのようなものと異なり、 「Natural Cycles」は非侵襲性で、正確に機能します。
使い方はとても簡単です。
朝、女性がベッドから出る前に、自分の体温を測定し、アプリに入力します。
体温測定により、ホルモンレベルを間接測定していることになります。
そしてデータが蓄積されていくうちに、そのアルゴリズムを学習し、いつ排卵が起きるかを測定し、
グリーンデイ(妊娠しにくい日)か、レッドデイ(妊娠しやすい日)かを、ユーザーに知らせてくれます。
さらに、生理日と黄体形成ホルモンのレベルを入力することで、より信頼できる予測をしてくれます。
Tüv Südの承認により、医師から処方される
Tüv Südの承認を得るために、「Natural Cycles」のデザインからアルゴリズム、カスタマーサポートや企業内部のプロセスも含め、全ての情報を公開する必要がありました。
また、2つの臨床試験の結果も提出する必要があり、その2つ目の臨床試験は、20〜35歳までの4000人以上の女性被験者を対象となりました。
今回のTüv Südによる承認は、EUで認可されている他の避妊方法と同様に、医師によって処方される可能性が出てきたといえます。
ニュース元:iMedicalApps
A fertility app that utilizes algorithms to help with getting pregnant