製薬企業ニュースリリースPickup 2021年6月版

製薬企業ニュースリリースPickup 2021年6月版

Medinewが毎月作成している「製薬企業オウンドメディア定期レポート」に登場する各製薬企業が2021年6月に配信したニュースリリースの中から、デジタル、プロモーション、社会貢献を中心にピックアップしたニュース記事をお届けします。
※前月のオウンドメディアレポートTOP 19の中から、50音順にリストアップ

■アストラゼネカ株式会社

アストラゼネカ、医療従事者とのコミュニケーションツールとして、新たにLINE WORKSを導入

2021年6月30日

アストラゼネカは、2021年7月1日より、アストラゼネカの営業(MR)やメディカルサイエンスリエゾン(MSL)が医療従事者とコミュニケーションを図るためのツールとして、新たにLINE WORKSを導入する。まずは7月から循環器・腎・代謝/消化器(CVRM)事業本部の一部MRがLINE WORKSのパイロット運用を限定的に開始し、年内に全事業部のMR・MSLも使えるように本格的に運用を開始する予定だ。

LINE WORKSを導入するにあたり、トークログの連携や、アプリの集中管理の強化など、ビジネスツールとして利用する上でアストラゼネカ・医療従事者の方々の利用に最も適した形で実装するために、トランスコスモス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)が支援した。

アストラゼネカは今後、医療従事者のみならず、取引先とのコミュニケーション手段としてもLINE WORKSを使えるようにする予定。

https://www.astrazeneca.co.jp/content/az-jp/media/press-releases1/2021/2021063002.html

アストラゼネカ、喘息患者さんを対象に、LINE公式アカウントを用いた情報提供サービスを開始

2021年6月30日

アストラゼネカは、このたび、喘息患者さんを対象とした「ぜん息外来.jp」のLINE公式アカウントを開設した。LINEアカウントを通じ、喘息患者さんを対象に、疾患についての情報や喘息発作予防のためのアドバイスなど、日々の生活に役立つ情報を提供する。

今回の取り組みは、治療中断につながる原因の解決に役立つツールを提供することで、患者さんの治療継続をサポートし、生活の質(QOL)を向上することを目的としている。

【「ぜん息外来.jp」LINE公式アカウントのコンテンツ例】

  • 喘息症状の管理をサポート
  • 通院スケジュールを管理
  • 発作予防のためのアドバイス
  • 喘息天気予報(8月から開始予定)

ファイザー リモートコミュニケーションプラットフォーム「my MR君」の全社導入を決定 ~デジタル技術を活用した情報提供活動への移行を支援~

https://www.astrazeneca.co.jp/content/az-jp/media/press-releases1/2021/2021063001.html

■田辺三菱製薬株式会社

バッチ連続生産方式による医薬品製造設備の実用化を開始
―エネルギーの大幅削減が見込める検証結果を獲得―

2021年6月17日

NEDOが取り組む「戦略的省エネルギー技術革新プログラム/テーマ設定型事業者連携スキーム」の一環で、田辺三菱製薬も行っていた再構成可能なモジュール型の医薬品製造設備「iFactory®」(アイファクトリー)の開発。「iFactory®」は連続合成法とバッチ式製造法を組み合わせたバッチ連続生産方式を採用し、現在のバッチ式製造法に代わる設備となる。これまでの検証から、開発を進めている生産方式では従来の主要な方式に比べ約8割のエネルギー削減が見込めることを確認したほか、廃棄物では、従来比3割~4割の削減を見込めることが明らかになった。

今後はプロトタイプの製作と実証を進め、日本の医薬品製造における省エネルギー化・生産と資源の効率化に貢献する生産設備の構築と実用化を目指す。

https://www.mt-pharma.co.jp/news/2021/MTPC210617.html

■中外製薬株式会社

中外製薬とALBERT、製薬業界向けデータサイエンティスト育成プログラムを共同開発
~医薬特有要素を含むデータ活用スキルの習得によるDXの推進~

2021年6月25日

中外製薬とALBERT(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松本 壮志、以下 ALBERT)は、製薬業界向けデータサイエンティスト育成プログラムを共同で開発。中外製薬が2021年4月よりスタートしたデジタル人財育成プログラム「CHUGAI DIGITAL ACADEMY」の取り組みの一つとして、医薬特有要素を含むデータ利活用スキルの習得によるDXの推進を目指し、中外製薬グループ社員を対象に6月より展開している。

中外製薬は「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」の基本戦略のひとつに「デジタル基盤の強化」を掲げ、デジタル人財育成の体系的な仕組み「CHUGAI DIGITAL ACADEMY」を2021年4月より開始。これにより社内デジタル人財の育成強化に取り組むとともに、社外還元による採用力強化・外部との連携促進、エコシステム形成を目指す。データサイエンティストの育成に強みを有するALBERTの支援の下、中外製薬はDXを推進する人財の育成を強化していく。

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20210625170001_1120.html

■日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社/日本イーライリリー株式会社

公益財団法人 日本糖尿病財団がベーリンガー/リリー糖尿病研究助成プログラムの募集を 7月1日より開始

2021年6月30日

公益財団法人 日本糖尿病財団 (東京都文京区、理事長:岩本安彦、以下 日本糖尿病財団)は、ベーリンガー/リリー糖尿病研究助成プログラムの募集を7月1日より開始する。本プログラムでは、日本ベーリンガーインゲルハイム、日本イーライリリーが資金提供を行う。

本プログラムは糖尿病研究のより一層の発展に貢献することを目的に設立。募集研究テーマは年度毎に検討され、本年度の募集テーマは、「糖尿病の血管合併症に関する研究(前向き臨床研究、並びに日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社及び日本イーライリリー株式会社の製品に関する臨床研究は除く)」としている。本プログラムへの応募資格者は、応募締切日の年齢が 45 歳以下の日本国内に在住する研究者であり、所属する施設の施設長からの推薦が必要。選考は日本糖尿病財団選考委員会が実施し、理事会により最終決定される。年間助成件数は 3~6 件で、研究課題 1 件につき 150~300 万円を助成する。

https://news.lilly.co.jp/down2.php?attach_id=790&category=19&page=1&access_id=2130

■日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社/日本イーライリリー株式会社

ファイザー リモートコミュニケーションプラットフォーム「my MR君」の全社導入を決定
~デジタル技術を活用した情報提供活動への移行を支援~

2021年6月24日

ファイザーと、エムスリー株式会社(東京都港区、代表取締役社長:谷村 格、以下 エムスリー)は、エムスリーの提供するリモートコミュニケーションプラットフォーム「my MR君」をファイザーの全MRに導入することを発表した。

同社は、迅速かつより広範囲に適正使用情報を提供するための基盤として、またMR訪問や各種イベント等のオフライン活動とオンライン活動を一気通貫するプラットフォームとして、「my MR君」の全社的な導入を決定。昨今のCOVID-19感染拡大に伴い医療機関への訪問一部自粛が長期化する中、自社コミュニケーションツールに加え、「my MR君」やインターネットシンポジウム(Web講演会)など、他の情報提供チャネルとも連携し、より多くの医療従事者に対しニーズに沿った情報をタイムリーに提供することで、顧客体験のさらなる深化を目指す。

https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2021/2021_06_24.html