VRを使った救急救命士の大規模災害訓練

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救命救急士のテロと自然災害への緊急対応訓練の一環として、VRを使って大規模被害事件や災害の模擬体験ができるようになりました。

大学とVR制作会社が提携

オーストラリアにあるエディス・コーワン大学の研究者は、VR制作会社 Virtual Guestと提携し、
大規模事件の直後をシミュレートする、完全没入型の360度仮想現実環境を作り出しました。
救命救急を学ぶ生徒は、強烈なプレッシャーの下で仕事をするにあたって意思決定スキルを磨く必要があります。この研究は、その訓練におけるVRの効果を判断することを目的としています。

ECU School of Medical and Health Sciencesのミルズ博士は
「大規模災害のトレーニングは、伝統的に講義やライブシミュレーションで教えられてきたが、どちらにも欠点がある」と述べています。
教室では、被害者の多い事件のリアルな対応の経験ができませんが、
ライブシミュレーションでは、より本物の学習体験が得られます。
しかし、ライブシミュレーションには複数の役者やさまざまな設定、創傷メイクをした患者模型や人員の大幅な調整など、多くのリソースが必要です。
しかし、シミュレーショントレーニングは、救命救急士の現場対応スキルを身につけるために重要です。
多くの物資が到着したときに手当のオーダーを決定するため、負傷者の緊急性を決めることができるようにしなくてはなりません。

VRを使った訓練では、生徒がどの方向へも目を向けられるよう、ヘッドセットと手持ちのコントローラーを使います。
異なる怪我、もしくは様々な精神状態にある役者が登場し、生徒はシミュレーションの中で、心拍数と呼吸を含めたバイタルサイン情報を得るため、役者たちとやりとりすることができます。
また、患者ごとに治療の優先順位付けをするための評価を行います。

ライブシミュレーションとVRの違い

この研究はVirtual Guestと提携して、ECU産業コラボレーションから85,000ドルの 資金提供を受けています。
Virtual GuestのCEO Brandon D’Silva氏は、VRはライブシミュレーションよりもかなり多くの有利な点があると述べています。
役者のパフォーマンスなどコントロールできない変数があるライブシミュレーションとは異なり、VRでは確実に各学生に全く同じ経験を提供できる点が有用だそうです。

実際のトレーニングの様子はこちらでご覧いただけます。

(アイキャッチ画像引用元)

ニュース元:https://www.healthcareit.com.au/article/how-vr-helping-paramedics-prep-natural-disaster-response

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