医師不足のアメリカ、臨床研修中の4人に1人が外国籍

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医師不足が叫ばれて久しい日本ですが、その状況は世界各国変わらないようです。
実際にアメリカでは、医師不足を補うために外国籍の医師に頼らざるをえない側面があります。

外国籍の医師の事例

Tauseefさんはパキスタンで生まれ育った医師です。
母国で医師の資格を取得後、アメリカで小児科医としての臨床研修を受けました。
J1ビザでアメリカに滞在していたため、臨床研修を受けた後は、パキスタンに帰国するか、アメリカ政府が医師不足と判断した地域で3年間働くか、という2つの選択肢のうちどちらかを選択することになります。
そこでTauseefさんはアレクサンドリア(エジプト)で勤務する道を選びました。

これは決して珍しい例ではなく、アメリカで臨床研修を行っている医師の4人に1人がアメリカ外で資格を取得した医師で、約28万人存在します。
また、技術的に高いレベルにあるため、BMJジャーナルに掲載された研究では、アメリカ国籍の医師よりもアメリカ外で資格を取得した医師のほうが満足度が高いという事例も存在します。

政策に左右される現状

アメリカでは、外国籍の医師への依存度が増す中で、同時にビザの取得に関する状況は厳しさも増しています。
トランプ政権による特定7カ国に対する入国禁止措置もその厳しさに追い打ちをかけています。
アメリカ医科大学協会による発表では、入国禁止措置に含まれる7カ国の中で、アメリカに既に居住している研修医が266人いるとのことです。
特定の7カ国に限らず、今後のビザ発給の方向性などに関しては、かなり不透明であると言わざるを得ません。

今後の展望

外国籍の医師の助けも借りながら国内の医療サービスを充実させていくことは、政策などにも大きく左右されてしまいます。日本においても介護福祉分野で外国籍の労働者を受け入れる政策を実行していますが、まだ一部のみにとどまっています。

Tauseefさんは現在ダラスで低所得者向けの医療サービスを提供しています。
アメリカ在住も13年になり、来月アメリカの市民権の取得申請をする予定です。
一時の助っ人としての位置付けではなく、長い目で手を取り合って医療を充実させていくための活動が必要になります。

出典:KAISER HEALTH NEWS
Travel Ban Spotlights U.S. Dependence On Foreign-Born Doctors

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