VRを使った医療教育ツール

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物理的には存在しないものを、
感覚的には本物と同等に感じさせる技術のVR。

没入感のあるリアルな体験ができることを利用した、
医療教育ツールをご紹介します。

『わたしは絶対まちがえる』 ~統合失調症の世界を体験~

生活のしづらさが一見してわかる身体の障害に比べ、
周囲から理解されにくい精神疾患。

ヤンセンファーマは2016年5月、
VRを使った統合失調症のリアルな疑似体験をすることで疾患理解を促す疾患教育ツール
「バーチャル ハルシネーション」をリニューアル公開しました。

以前は、統合失調症の症状としてみられることはあまり多くない視覚の異常体験が強調されていましたが、
リニューアル後は、出現頻度が圧倒的に高く、当事者の苦しみや混乱のもとになる幻聴体験をメインに扱っています。

例えば『わたしは絶対まちがえる』といった幻聴にだんだん患者の思考が支配され、
ついにご本人自身の中に幻聴そのものが侵入し、実際に間違えた行動を起こす様子が疑似体験できます。

統合失調症

ソース:http://www.mental-navi.net/togoshicchosho/virtual/index.html

 

バーチャル手術室で外科医トレーニング

医療処置が複雑になるほど、難しくなる外科医のトレーニング。
しかしVRを利用すれば、複雑な移植処置もシミュレーションで訓練できます。

Osso VRでは、低コストのVRシミュレーションを利用して、
新しいデバイスやなじみのないデバイスを使用する方法を外科医に教えます。
例えば手術用トレイが表示され、個々のツールを検査して処置の準備をしたり、
チタン・ロッドを仮想の脛骨に打ち込むなど、
バーチャル手術室での処置実行もシミュレーションできます。

osso

ソース:https://blogs.nvidia.co.jp/2016/07/13/medical-virtual-reality/

 

異世界を手軽に体験できるVR。
仮想であっても、リアルな感覚として体験することで、自分事として捉えられます。

今後、わかりづらい疾患であっても患者が周囲の理解を得られやすくなったり、
患者のリスクなく、医師が最新のスキルを身につけられるようになっていくことでしょう。

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Medinew 管理者

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