3Dプリンタ、ナノ粒子、小型ロボット…薬の摂取がより簡単に!

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錠剤を飲み込むのが苦手な子ども、嚥下障害の人、注射針が苦手な人などにとっては、薬を摂取するのはとても大変なこと。しかし、テクノロジーの進化で、必要な薬を患者さんへ効率的に届ける方法が次々と登場しています。

新たに開発されている薬の服用方法

3Dウエハース薬
3D プリンタで作れるのは義足や人工臓器だけではありません。ペンシルベニア州のAprecia Pharmaceuticalsでは3D プリント技術を使い、50 mgの薬を5秒も経たずに溶かし吸収させられる、薄いウエハース状の薬を開発しました。この技術ならごく少量の有効成分でも薬にでき、「nano dose」も可能です。

がん細胞だけをターゲットにできるナノ粒子
マサチューセッツ州のBIND Therapeuticsは、他の組織には影響を与えず細胞に薬剤を運ぶナノ粒子「Accurins」を開発しました。この技術を使いAstraZenecaとともに開発したオーロラBキナーゼ阻害剤「Accurin AZD2811」は前臨床データで固形腫瘍・血液腫瘍どちらにも有効だったといい、10月以降に臨床試験で患者さんに使われる予定です。

体内の特定の場所へ薬を運ぶ超小型ロボット
製造機器から掃除機までさまざまな分野で応用されているロボット工学ですが、チューリヒにあるスイス連邦工科大学校は、体内に薬を届ける超小型ロボットを開発しました。今後はこのロボット技術を使った負担の少ない手術や遠隔測定、細胞操作などへの応用も期待されます。

鼻腔スプレー薬や吸入ワクチン
点鼻スプレーといえばアレルギー性鼻炎への用途が一般的ですが、ペンシルベニア州のOptiNoseでは、口と鼻に装着し、呼吸を利用し鼻から粘膜に薬を運ぶ鼻腔スプレー器を開発しました。現在カリフォルニア州のAvanir Pharmaceuticalsとライセンス契約を結んで、偏頭痛薬を臨床試験中です。
最近では、サルを使った実験で吸入式エボラワクチンがウイルスを無効化する結果を出していて、今後はどういった種類の薬が吸入対応となるか注目です。

液体薬
液体薬としては、せき止めシロップや総合風邪薬Nyquilといったものが有名ですが、テキサス州のNeos Therapeuticsでは液体のADHD(注意欠陥多動性障害)治療薬を開発しています。他にタブレット薬もあり、水なしで口の中で溶け1日1回で効果が持続するなど、子どもにやさしい設計です。

 

Reference  http://medcitynews.com/2015/07/new-drug-delivery-methods-are-making-taking-medicine-easier-for-everyone/

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