Microsoft HoloLens、医療分野での6つの活用例

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マイクロソフトの「Microsoft HoloLens」をご存じですか?Google GlassよりもVR(バーチャルリアリティ)に踏み込んだといわれている「Microsoft HoloLens」。医療分野での展開も期待されています。今回は活用例の一部を紹介します。

医療学生の教育になる

マイクロソフトがデモを紹介しています。これがそのときの映像です。

解剖学の実習では、毎年多くの献体が必要になります。マイクロソフトは「Microsoft HoloLensがあれば献体は必要なくなる」と話します。実際に大学の実習で人体解剖の経験のある私ですが、実はこの提唱に少し違和感を覚えました。
なぜなら、神経や血管などは、このように綺麗にわかれて見えるものでなく、実際は複雑に混み合って存在しているからです。手術のときに役に立つのはリアルな解剖の知識です。
しかし、代替学習のひとつとしてはとても勉強になるだろうと感じました。
今後さらなるリアリティーを追及したVRプログラムができることも期待したいです。

 遠隔医療ができる

「Microsoft HoloLens」を患者さんと医療者間でつなぐことで、診察が可能になります。
また、ダヴィンチ手術などが有名ですが、遠隔での外科手術にも「Microsoft HoloLens」が利用されるようになるかもしれません。遠隔医療が進むとさらに患者さん一人ひとりにパーソナライズされた医療が提供できそうです。
しかし、法整備やシステムなどがあまり確立されていないので、まだ現実的とは言えないかもしれません。技術的にはほとんど可能なので、近い将来「Microsoft HoloLens」を利用した遠隔医療が当たり前のように行われているかもしれませんね。

緊急時に対応できる

緊急時、例えば、1分1秒が生死を分けるような状況での長い移動時間はとてもリスクがあり、患者さんにとっても医療者にとってもストレスになります。このようなときに、患者さんと医療者が「Microsoft HoloLens」で瞬時につながることができたら、どれくらいの人が救われるでしょうか。「間に合わなった」という悲しい結果は、ひとつでも減らしていきたいですね。

患者さんに医療機器の使い方を説明できる

医療機器にはときに使い方が難しいものや、高齢の患者さんや子どもの患者さんでは、なかなか使い方を口で説明しても理解できない場合があります。このときにVRの映像で実際に使い方を練習できれば、患者さんも医療者も安心ですね。

医療者の防災訓練ができる

「Microsoft HoloLens」で、地震や津波、テロ攻撃など、万が一の事態を想定したシミュレーションプログラムを起動することができます。医療者はこれを使うことで、あらゆる環境下で医療行為のトレーニングがおこなえます。

病気の体験をやってみる

例えば、視覚異常の人が見ている世界を簡単に想像することはできるでしょうか。普段体験できない世界をVRとして体験することも「Microsoft HoloLens」で可能です。実際に体験することで、普段気がつかないことに気づき、新たな解決策が生まれるかもしれません。

このように、「Microsoft HoloLens」は医療分野で幅広い用途に活用することができそうですね。病院などでも積極的に取り入れると、わたしたちにとってより良い医療が提供されるのではないでしょうか。

Reference: https://www.microsoft.com/microsoft-hololens/en-us

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About Author

仁科早貴

福岡県出身。歯学部在学中。医療系Webサービスや歯ブラシの開発を手がける。一般社団法人ふくろうの会理事。(株)医薬情報ネット勤務。growth hacker.

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