拡大する遠隔医療とモバイルヘルス市場をレポート

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 Telemedicine and M-Health Convergence Market Shares, Strategies and Forecasts 2013 to 2019によれば、慢性疾患の患者さんの健康を管理し入院通院回数を減らす遠隔医療は、健康な人へも対象が広がり、この先は70億のスマートフォンと35億のタブレットの活用で、世界市場はさらに大きく膨らんでいく見込みです。

医療コスト削減、予防医療への期待も

退役軍人の遠隔医療を進めてきた米復員軍人援護局によると、1人当たりの年間コストは遠隔医療の場合1600ドル(約19万8000円)で、年間10万ドル(約1238万円)にも上る施設での介護に比べ大幅に低くなることがわかりました。慢性疾患の管理はもちろん、予防医療に対する役割も大きく、保険会社も日常的な健康管理で疾病を防げる遠隔医療は長期的に医療コストを下げられると見ています。自身の健康意識を高めることは誰にとっても大切であり、遠隔医療とモバイルヘルスにより、これからの医療・ヘルスケアのあり方は飛躍的に変わりそうです。

患者さん別治療ガイドラインを算出

一方、モバイルでデータを集め健康や病気の管理ができるようになっても、これらをもとに医療現場で患者さんに的確な治療が提案できなければなりません。米IBMはメモリアル・スローン・ケタリング癌センターとの取り組みで、認知型コンピューター「ワトソン」に1年以上もかけて膨大な研究データを学習、教育させInteractive Care Insights for Oncologyというプログラムを作り上げました。このプログラムを通して、患者さんごとにデータを分析し最新で最適な治療法を医師に提示します。こうした情報処理技術は、この先がん以外の患者さんに対しても、的確で質の高い治療をサポートしてくれそうですね。

遠隔医療市場の拡大

遠隔医療のデバイス・ソフトウェア市場は2012年の8億4300万ドル(約1044億円)から、2019年には29億ドル(約3590億円)に達すると予想されています。中でもモバイルヘルス分野では、14億ドル(約1730億円)から2019年には1兆5000億ドル(約186兆円)にもなるといわれています。
テクノロジーがあってこそ確かな医療を提供できる遠隔医療は、通信業界のように多額の事前投資や補完テクノロジーが必要になります。この先、遠隔医療の信頼性と実現可能性を発展・証明していくためにも、それを支える継続的な投資は欠かせないでしょう。

Reference  http://www.medgadget.com/2015/05/telemedicine-m-health-convergence-market-shares-strategies-forecasts-2013-2019.html

 

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