IQを上げる薬剤に期待!臨床試験に多額の資金が集まる

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IQを上げる効果があるというBalance Therapeutics社が開発中の薬剤の臨床試験に対し、大学やベンチャー企業、個人などの22の投資家から1800万ドルの資金が集まりました。

ダウン症のネズミのIQが向上

この薬剤を使うことで、ダウン症患者さんのIQを1~2割上げる可能性があるといいます。通常、脳の中では、神経伝達物質がシナプスを行き来して情報伝達を行っていますが、抑制性神経伝達物質のGABAがそれを過剰に抑制しすぎると行き来しにくくなり、知的な障がいを引き起こしてしまいます。そのため、薬剤でGABAの働きを抑制することで、回路を正常に戻し、記憶や学習能力を向上させることを狙います。2007年には、PTZと呼ばれるGABA受容体拮抗薬を、ダウン症のネズミに17日間投与したところ、2カ月間にわたり学習能力が通常レベルを維持できたという研究結果が発表されました。この結果に研究を行っているスタンフォード大学のクレイグ・ガーナー教授は「とてもすばらしい。こんなにうまくいくとは驚きだ」と述べています。

しかしガーナー教授は何年ものあいだ、老年性認知症のためのGABA受容体拮抗薬を研究する製薬会社の関心をダウン症へ向けさせることができませんでした。そこで、2009年にBalance Therapeutics社を他の研究者らと共同で立ち上げたのです。すでに90人を対象にした治験がオーストラリアで第2相まで行われており、この1800万ドルをかけた第3相も近々開始される予定です。

 

Reference
http://medcitynews.com/2015/03/drug-raise-iq-balance-therapeutics-raises-18m-syndrome-trials/

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