これから伸びる業界は?ピーター・ティール氏、バイオテクノロジー業界へ投資

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IT産業の中心地、シリコンバレーで強い影響力を持つピーター・ティール氏。決済サービスPayPalの創設やFacebookへの初期投資で知られていますが、バイオテクノロジー業界にも進出していることはあまり知られていません。ティール氏はすでにバイオテクノロジー業界で25のスタートアップへの投資に成功しており、そのひとつは10憶ドルの利益をあげました。彼は、これから投資すべきはバイオテクノロジー業界であると考えているようです。

わずかな可能性にかけない

バイオテクノロジー技術は以前より格段に早く、安く提供できるようになっており、ビジネスとして成功の可能性が高いとティール氏は見込んでいます。しかし、生物学は複雑で予測が難しいものです。投資家は役に立たない薬を開発するために多額の費用を費やすことになるかもしれません。ティール氏はこう語ります。「大部分の企業は、全く予想がつかないなか多額の投資をかけられています。投資を宝くじのように思う人は、投資家も企業側も心理的には失敗するつもりでいるようなものです。わずかな可能性に大きな報酬を期待しても、それは0に等しいのです」

計画的に実行できる理論を持った企業を狙う

ティール氏が投資を行う企業は、確実な理論を計画的に実行できる会社です。例えば、2011年以降に投資した遺伝子テストを行う会社、Counsyl。当時、糖尿病のような一般的な疾患のDNAによるリスクの解明が盛んでしたが、ティール氏が目を付けたCounsylは、メンデルの法則という一見すると使い古された法則に従った、オートメーション化された安価な遺伝子テストを実用化しました。これはシリコンバレーでも数少ない大きな成功のうちのひとつでした。ティール氏を筆頭にバイオテクノロジー業界への関心は高まっています。Googleは2013年にバイオテクノロジー企業Calicoを設立し、またベンチャー企業Y Combinatorは投資した116のスタートアップのうち10はバイオテクノロジー企業であると公表しています。どの業界でも、投資家の存在は非常に影響力が大きいものです。ティール氏がバイオテクノロジー業界を支える人物として認識される日も近いかもしれませんね。

 

Reference
http://medcitynews.com/2015/03/investor-peter-thiel-turned-biotech-specifically-focused-anti-aging/

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About Author

春から歯学部4年生。今年の目標は pinspireの記事執筆をこなすこと、研究室にちゃんと行くこと、テストに一回で通ること、夏は生足を出すこと。

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